ガルバリウム鋼板は、1972年にアメリカのベスレヘム・スチール社が開発したアルミと亜鉛の合金メッキ鋼板の名称です。
以前は、ステンレス、アルミ、亜鉛といった鋼板が主に使用されておりましたが、近年、耐久性・作業性・価格などの面で脚光をあび、今では新築・リフォームにおいて、また屋根・外装材としても多く使用されております。
カバー工法は、既存のカラーベストの上から施工しますので、安価に工事ができ、費用対効果はバツグンです!
カラーベストとは・・・
一般的には、「平型スレート」のことで、セメント・けい石・石綿を主成分とし、圧縮成形した板のことをいいます。
耐久性・軽量・安価という点で今でも多く使用されている屋根材の1つです。
只、経年劣化により、ヒビ割れ・寒暖による浮き、ズレ、本体の傷み等が発生し、耐用年数は、一般的に約30年と言われています。
※ 現在では、石綿は使用されておりません。
カラーベスト屋根の構造・・・
垂木から順に、野地板・ルーフィング(防水シート)・カラーベストと施工されています。
雨漏りの原因は、さまざまな劣化要因(左記)により発生しますが、最終的には釘(赤文字)をつたっての雨漏りとなります。
また、雨漏りは立地・環境・屋根の勾配等により大きく作用されます。
施工前
施工後 ネイビーブルー
施工前:基材の傷み(塗膜の消失、ヒビ割れ)・鉄板にはサビが発生
軒先に、軒先水切りを取り付け、ルーフィング(防水シート)を張っていきます。
下から順に、専用ビスにて本体(GL鋼板)を取り付けていきます。
棟に向かって施工していきます。
棟の下地材を交換します。
完工
施工後 モスグリーン
施工後 ダークグレー
施工後 チャコールブラウン
施工後 レッド
施工前
施工後 ネイビーブルー
施工後 チャコールブラウン
施工後 テタコッタブラウン
・長期の耐変退色(色あせ)性
プライム塗膜の採用によりポリエステル樹脂系としては業界初となる塗膜変退色最長15年保証を可能としました。
・優れた耐食性
塗装用原版に亜鉛メッキ鋼板の4倍の耐食性を有する溶融55パーセントアルミニウムー亜鉛
合金メッキ鋼板を使用。
海岸地帯などの厳しい環境でも、長期間高い耐久性を発揮します。
・強い耐疵付き性
セリオスプライムは表面塗膜に有機及び無機系の特殊骨材を配合。
キズがつきにくく、仕上がりも美麗です。
・熱反射性
塗膜中に特殊な熱反射性顔料を添加することにより、熱線(近赤外線)を選択的に反射する
機能を付加。太陽光による鋼板(屋根材等)の温度上昇を制御し、屋内への侵入熱を低減し
ます。
・多彩な意匠性
表面は、鮮やかで光沢のあるエナメルタイプとシックで重厚感のあるつや消しタイプの
2種類があります。
耐候性に優れた特殊樹脂の塗膜により色持ちがよく、美しさを長く保ちます。
※ プライム塗膜は、特許取得済みの技術です。
メリット
1.葺き替えと比べ安価
既存の上からの重ね葺き工事になるため、撤去費用がかからず比較的安価ですみます。
2. 長期にわたりメンテナンスフリー
カラーベストも約20年を過ぎるとヒビ割れ・浮き・傷み・色あせ等が発生してきます。
塗装だけでは、補いきれないことが多々出始めてきます!
ガルバリウム鋼板は、抜群の耐久性があり、雨漏りから大切なお家を保護し長期に渡り美観を維持します。
3. 遮熱性
塗膜層には、特殊な熱反射性顔料が添加されており、暑さ対策としても効果を発揮します。
4. 防水性
カラーベストが傷んでいても、その上からカバーをするため、雨漏りの心配がなくなります。
5. 多彩な意匠性
さまざまなデザイン・カラーが選べお好みの屋根に仕上がります。
デメリット
既存の上から被せるため、若干重量が加わります。(約5.0kg/㎡)
※ 下地の状況により、カバー工法での施工ができない場合があります。
※ 新築の状態に戻される場合は、葺き替え工事になります。
※ ビフォア・アフターでもカバー工法がよく紹介されてますね!
一度ご検討されては如何でしょうか!